懐かしの遊戯王カード
遊戯王カードといえば、私と同世代(いわゆるゆとり世代)より下の年代の人であれば一度はやったことがあるのではないかと思います。
かくゆう私も小中学生の頃によく友人と放課後に集まって遊んでいた記憶があります。
そんな遊戯王カードですが、一時的な流行ではなく20年近く経った現在でも小中学生を中心にプレイをしている方が多くおり、新規カードが毎年出ているから驚きです。
思えば、私たち世代が子供だった頃に始まったポケモンやワンピースなども今でも現役で子供達に受け入れられている訳ですから、遊戯王カード含め何か感慨深いというか不思議な気がします。
さて、そんな遊戯王カードですが、私が子供の頃に一つやり残した事があります。
それは箱買いです。
遊戯王に一番熱中していた小中学生の頃の私はどんなに欲しいと熱意を伝えても両親から遊戯王パックを箱買いさせて貰えませんでした。
両親からしたら、コンビニやおもちゃ売り場でバラ売りされているカードゲームのパックを、箱ごと買ってしまう事に強い抵抗があったのでしょう。
そして時は流れ30歳を目前に控えた私は小さい頃に叶えられなかった夢を叶えることになります。
それが、冒頭の画像でも写っている20thアニバーサリー レジェンド コレクションのパックです。
実を言うと一昨年から友人が遊戯王をまた始めたので、私も子供の頃ほどの熱意はないとは言え、コツコツと遊戯王カードを買ってその友人と遊んでいました。
そのため現在の遊戯王の主力カード、俗に言う環境もだいたい分かっていたので童心に返ってワクワクしながら遊戯王カードを箱買いして開封したのでここで紹介したいと思います。
今回購入したレジェンドコレクションは近年、この時期になると出ているレアリティコレクション(略してレアコレ)枠にあたるパックと言っていいでしょう。
レアコレとは遊戯王カードの現環境で重宝されているカードのみをピックアップして高レアリティで再録したパックです。
1パック4枚入りで全てスーパーレア以上が封入されていて、1パック300円と通常のパックの倍の値段がします。
しかし、封入内容が全て高レアリティで即戦力として使えるカードが封入されていることから毎年大変な人気を誇り発売初日でほとんどのカードショップが売り切れになってしまうパックがレアコレです。
写真左が昨年2月に発売されたレアコレで、右が今回購入したレジェンドコレクションです。
レアコレ同様、1パック4枚入りで全てスーパーレア以上、内1枚は必ずシークレットレアが入っている大盤振る舞いなパックです。
私は今、青眼デッキを使っているので今回の狙いはオルタナティブのブルーアイズと同じくオルタナティブのアルティメットドラゴンです。
では開封結果です。
まずはシークレットレアから
狙っていたオルタナティブのアルティメットドラゴンが出たので満足です。
他にはレッドアイズのオルタナティブが綺麗でカッコいいので良かったかな。
買取価格で言えばリンクリボーのシクが一番良かったのではないでしょうか。
そして次は個人的に嬉しかった封入カードです。
CoCo壱で期間限定で配られていたブルーアイズとブラックマジシャンが入っていました。
また、青眼デッキを組んでいる私としてはネオアルティメットやディープアイズも当たりでした。
他にはうさぎや拮抗勝負、神の宣告や墓穴の指名者などは現環境で欠かせないカードなので嬉しいですね。
そして、その他の封入カード達です。
今回のパックは当たりハズレの激しいパックと巷では言われているようで、個人的にも方界やSinのつくテーマカードは欲しくないのに全体の3分1は上記カードで噂通り偏りのある開封内容でした。
例年のいわゆるレアコレではテーマに縛られたカードはなく、汎用性の高く強いカードのみを集めたパックでした。
今回はそのレアコレ枠での発売で遊戯王の20周年記念のパックというのもあり期待はあったのですが、レアコレほどのプレミアムな箱にはならなさそうです。
それでも発売数日でカードショップなどでは完売がほとんどですので、通常パックに比べれば人気は高いようです。
また、今回から20thシクなるレアリティが登場したようで私も期待はしたのですが残念ながら入っていませんでした。
封入率は1カートン(先述の遊戯王のパック1箱を24箱収められた段ボールが1カートン)の内4箱に1枚ずつ入っているようなので単純計算で6箱に1箱が”当たり”ですから1箱購入ではなかなか当てるのは難しいようです。
久々に遊戯王を始めて私が衝撃を受けたのは1カートン買いなる買い方があることです。
1箱4600円する物を24箱まとめ買いする訳ですから一回の買い物で11万円遊戯王カードに費やす計算になります。
流石にこれには憧れませんし、私は夢の1箱買いが達成できたので十分です。
しかし今回のレジェンドコレクションの発売日には秋葉原で1カートン買いした人達が大きい段ボールを抱えていたというから遊戯王カードの世界も恐ろしいものですね。
あと今回のパックの特徴として、3箱まとめ買いすると3箱につき1パック必ず20thレアの入った特別なパックが特典として渡されているようです。
この特典が示しているとおり、箱買いすることが前提になるほど箱買いは当たり前なようですね。
しかしカートン買いは流石に一般的ではないようです。金額が金額ですから当たり前ですが。苦笑
遊戯王の現環境
ちなみに私達世代がやっていた頃に定番だったキーカードの、『心変わり』、『強奪』、『大嵐』、『強欲な壺』、『天使の施し』、『サイバーポット』、『サンダーボルト』などは禁止カードに指定されています。
当たり前のように使っていた欠かせないカード達だったので驚きですよね。
逆にキーカードだったカードが今やほとんどの人が使わないカードもあります。
それは『光の護封剣』、『死者へのたむけ』、『マジックジャマー』などです。
これらは当時持っていたら羨望の眼差しで見られるくらいレアで使えるカードだったのに、今やデッキに3枚入れてても誰も見向きもしなければ、むしろそれらをデッキに入れていては勝てないから時代の流れを感じます。
その一方、今でもデッキに1枚は入っている永遠の定番のカードもあります。
『ハーピィの羽根箒』、『聖なるバリア・ミラーフォース』、『ブラックホール』、『死者蘇生』、『おろかな埋葬』
などです。
私達の頃には全く見向きもされなかったカードが現在重宝されているカードもあります。
強欲な壺や天使の施しが禁止になったことで、『成金ゴブリン』が数少ないドローソース(デッキ圧縮)として現在では使われています。
以前はカードとしてデッキに入れることのできなかった、『ラーの翼神竜』、『オシリスの天空龍』、『オベリスクの巨神兵』などの神のカードも現在は原作の効果どおりに使用することができるのも面白いです。
今の遊戯王ではテーマを決めてデッキを作るのが主流となっていて、昔から馴染みのあるブルーアイズ(青眼デッキと言われる)、ブラックマジシャンなどは現在の環境でも大会上位を狙えるほどの実力を持ったテーマです。
他にもエクゾディアやアンティークギア(私達の頃はアンティークギアゴーレムくらいでしたが現在では多様なアンティーク系カードが出ており一つのテーマとして確立されている)など馴染みあるカードがテーマデッキとして組まれています。
以前は特殊召喚系は融合や儀式くらいのものでしたが、現在はシンクロモンスターやエクシーズ、ペンデュラム、リンクなど様々なモンスターカードが出ておりそれに合わせた新規テーマも多数あります。
いかがでしたでしょうか?
私達ゆとり世代が熱中していた頃の遊戯王とはかなり環境が変わってしまいましたが、それも含めて私は面白いと感じました。
もしあなたの身近に遊戯王をやっている人がいたら童心に返ってみるのも悪くないかもしれませんよ。