投資の鉄則ーリスクの分散ー

分散投資が大切



仮想通貨は他の株式投資などに比べ短期間に多くの利益を得やすいのでついそちらに全力投球してしまいがちです。しかし、全額をひとつの仮想通貨に入れてしまうと、年明けからずっと続いてるような下落相場のときに資産全体が大きく目減りしてしまいます。

上昇相場になるまで利確しなければ良いのですが、いつまで下落相場が続くのか、今後本当に上昇相場がくるのか保証はありませんし、少なくとも上昇相場がくるまでその仮想通貨は塩漬けになってしまい自由にお金を動かすことができなくなってしまいます。

そこで、大切なのが分散投資です。一つの仮想通貨に全てを入れず、ほかのアルトコインに分散しておくのはもちろんですが、そもそも仮想通貨だけに投資をするのはリスキーです。

投資する総額の50%を他の金融商品、例えば株式投資に充てるとします。株式投資の中でも更に個別株20%、投資信託30%など投資額を分散してその中身も複数の株式を持ち国内株、外国株(先進国、新興国)等に振り分けることをお勧めします。

上記のように分散しておけば、万が一仮想通貨のブロックチェーンに不正が発覚して価値がなくなってしまったり、ITバブルが弾けたときのように特定の業界が不況になったときなどにダメージを最小限に抑えられるでしょう。リーマンショックのような世界全体的な不況で株式全体が落ち込んだとしても、仮想通貨や金やプラチナなどに投資をしておくことでダメージを和らげることができます。

僕自身は投資額全体のうち株式40%、仮想通貨60%に分散しています。株は国内株や外国株の投資信託等に分散し、仮想通貨もビットコインをはじめ、イーサリアムなどのアルトコインやICO等に分散しています。

投資は余剰金で

そもそも投資を始める際には必ず余剰金の範囲内で行うようにしましょう。ギリギリまで投資に充ててしまうと、冷静な判断ができなくなってしまいます。少し我慢しておけば上昇する可能性が高いのに生活費が足りなくなって損切りしてしまうといった事になってしまうようでは投資で利益が出せるはずがありません。

投資の中には投資信託のような時間をかけて複利を効かせてお金を育てていく、という種類の商品もあります。上記のような生活費を切り崩して投資をするというのは特性上一番やってはいけない事だと理解していただけると思います。

仮想通貨に投資をする方でたまに聞くのが借金をして仮想通貨を購入するというケースです。昨年末のような暴騰している時にうまく利確できれば良いのですが、暴騰のあとには必ず反動で暴落が起きます。その暴落はいつどのタイミングで来るのか予想することは大変難しく、借金をして投資した人が巻き込まれてしまった場合、更なる借金をしてしまうリスクがあり大変危険だと僕は思います。

個人的には余剰金で投資をして、特に仮想通貨に関しては変動が激しいため短期間で投資資産を増やすための起爆剤という認識で、仮想通貨で得た利益は他の投資に充てようと考えています。例えば、投資信託や個別株、または実物資産である、金やプラチナ等です。

生活費で精一杯で余剰金がないという方はまずは貯金ができるような日々の支出の見直しから初めてある程度まとまったお金を作るようにしましょう。そこからできた余剰資金で投資をスタートし、最初は少額であったとしても積み立てや複利を使った投資を行うことで時間をかけて徐々に大きくしていくことが可能です。

それには少しでも若いうちから始めることが肝要になります。もし今この記事を見て興味を持ったのであれば、今日から行動を起こして投資をスタートする準備をしてみてはいかがでしょうか。

 

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