意外と知らないつま先の型
人間のつま先にはいくつか種類があるのはご存知でしょうか?
自分のつま先の型を把握しておくことで、自分のつま先の型に合った革靴を選べるようになるため、より良い履き心地の革靴に出会える可能性が上がるでしょう。
では早速ご紹介します。
上の絵は、日本人に多い代表的な足の型になります。
まず、一番左の絵は親指が一番長く小指にかけてだんだん短くなっていくエジプト型と呼ばれるタイプの足です。
そして、真ん中が親指から小指までほぼ水平に近い長さになっている足の型で、これをスクエア型と呼びます。
最後に、一番右の絵は親指のとなり(人差し指にあたる部分)が一番長い型で、これをギリシャ型と呼びます。
自身の足を見て当てはまる型(もしくは一番近い型)を覚えておきましょう。
自分のつま先の型がわかったら今度はそのつま先の型に合った靴のつま先の形(トゥ)を覚えましょう。
自作の絵のため、下手でわかりにくいと思いますが、上の絵は靴のつま先(トゥ)の形を表しています。。
一般的にエジプト型の方は上の図の真ん中のラウンドトゥまたは左のスクエアトゥという靴の形が合うと言われています。
ラウンドトゥは卵のように先端が丸くなっているのが特徴で、左のスクエアトゥはトゥ全体が四角くなっているのが特徴です。
上の絵の足の型と見比べていただければ分かり易いと思いますが、ポインテッドトゥの場合親指が靴に当たってしまう可能性が高いので先の尖った靴を選ぶのは避けたほうが無難でしょう。
スクエア型の足の方はスクエアトゥが一番相性が良いようです。
スクエアトゥはトゥ全体が四角くなっているので、親指から小指まで比較的水平になっている足の方でも指が当たらずに履くことができます。
ギリシャ型の足の方はポインテッドトゥが一番相性が良いでしょう。
人差指にあたる部分が一番長いのがギリシャ型なので、ポインテッドトゥの先端が尖っている部分にちょうどスペースができるのでつま先に余裕を持って履くことができます。
まとめ
この記事では足の型別に最も相性の良いと言われているトゥの形を紹介しました。
冒頭で述べたように、上記の相性の良い組み合わせで革靴を購入すれば靴が当たって痛くて履けない、というような失敗は減らすことができます。
しかし、それ以外の組み合わせだと足に合わないのか?と言われるとそうではありません。
現に私はギリシャ型の足ですが、下の画像の通りラウンドトゥの革靴を好んで履いています。(若干ですが人差し指の部分が当たる時がありますが…)
というのも他の要素でトゥの形と自身の足の型を補えば問題なく履けるケースが多々あります。(例えばサイズをハーフサイズ上げるだとかワイズを調整する等)
もっと言うと木型(ラスト)次第でも合う、合わないは変わってきます。
靴(特に革靴)はトゥの形、サイズ、ワイズ(横幅)、ラスト(木型)のトータルで足に合う合わないが決まります。
上記全てが完璧に合う革靴は既製靴では大変難しいと思います。(それを望むにはオーダーメードのビスポークという手段しかないでしょう)
高価なビスポークはなかなか一般人には手が届かないので、次の記事では既製靴でベストな革靴選びをするために必須ポイントである、サイズ、ワイズ、ラストの部分について説明したいと思います。↓