銀行間の振込が24時間対応へ〜仮想通貨の与える影響〜

銀行も利便性向上へ

日本の大手銀行もいよいよ24時間365日振込をはじめとする送金手続きが即時処理されるようになります。(2018年10月現在対応する銀行は一部に限る)

当日の送金処理は今までATMやネットバンキングに関わらず銀行の営業時間である午前9時から午後3時までとなっておりました。

そのため午後3時以降の送金処理については翌営業日に持ち越されていました。

その理由として、全国銀行データ通信システム略して全銀システムがあります。

これは日本のほぼ全ての金融機関が加盟しているシステムで、このシステムを介すことで銀行間の為替取引が成立しています。

つまり今回、全銀システムがアップデートされたことで24時間リアルタイムでの送金処理ができるようになった、ということになります。

正直なところやっと対応してくれたか、というのが感想です。

今の時代、ATMやネットバンキングを利用する事でお金の引き出しや預け入れ、残高確認が24時間365日できます。

しかし、振込などの送金となると上記のように手続きの時間によっては1日ないしは2日以上かかってしまい、仮想通貨口座や証券口座への振込処理が遅れ取引機会を損ねるというケースもありました。

もしこれが”円”にこだわらないのであれば、仮想通貨が迅速な送金処理を実現していました。

例えばリップル社が発行するXRPがあります。

このXRPという仮想通貨を利用すれば口座間送金をわずか数秒〜1分以内に処理を完結することができます。

しかも、国内、国外関係なくXRPのアドレス(銀行でいう口座番号)さえ持っていれば世界中に同じ速度・手数料で送金することができます。

これはXRPが特別なのではなくBTC(ビットコイン)を始めとする多くの仮想通貨が上記の数値に近い数字で送金することができます。

この点が仮想通貨の最大の利点であり、私を含め多くの人が仮想通貨に期待する部分でしょう。

日本の銀行に話を戻すと国外送金する場合、国内の銀行では1週間近く送金に時間がかかる上に手数料も数千円もかかってしまいます。

以上のように仮想通貨に比べて銀行は不便な点が多くあります。

この不便を解決する手段となり得る仮想通貨が台頭してきたため、銀行も仮想通貨に背中を押される形で今回のニュースのように24時間の送金処理を実現したのではないかと思います。

一方で、日本の大手銀行が自社発行の仮想通貨の実証実験をしているというニュースもあります。

今後、銀行が柔軟に仮想通貨を取り込み繁栄するのか、はたまたXRPなどの新たな仮想通貨が幅を利かせるようになるのか、仮想通貨に投資をしている我々としても今後に注目です。



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