海外仮想通貨取引所での売り方

海外仮想通貨取引所の売買方法〜売り方編〜

前回の記事では海外の仮想通貨取引所のバイナンス(BINANCE)を例に仮想通貨の買い方を解説しました。

本記事は同じくバイナンスを例に板を使った売り方について解説したいと思います。基本的に買うのと同じ要領ですので、実際に海外の仮想通貨取引所で買った方は見なくてもできるかもしれませんが、一応参考までにご紹介します。

尚、本記事ではビットコインキャッシュ (BCC)を売ることとします。海外の取引所では直接仮想通貨から円に変えられないので、売りたい仮想通貨→ビットコイン(BTC)にして、売って得たビットコインを日本の取引所に送金して円に戻すという流れが一般的になります。

ステップ① 売りたい通貨を確認

下の画像のようにまずは売りたい仮想通貨のチャート・取引画面にアクセスしましょう。本記事ではビットコインキャッシュ を売ることとします。

バイナンスの場合は、この画面がチャート及び売買取引画面になります。見切れていますが、このページを下にスクロールすると次のステップ②で貼り付けた画像の画面になります。

上の画像のチャートや板(買い板や売り板)の気配や傾向を見て売り買いのタイミングを計ります。この画像の場合ここ2ヶ月で最高値を現在示しているのがチャートによってわかると思います。

値上がりした詳しい理由は割愛しますが、主にハードフォークによる期待上げが主な要因と考えられます。投資の世界には”噂で買い、事実で売る”という格言もありますので、ひとまずここで利確したいと思い僕は売りを入れました。もちろんまだ上がる可能性はあったのですが高騰の後には必ず調整が入り下落してしまうので、早めの売り判断をしました。

ステップ② 売値を決める(指値の設定)

先ほどのステップ①の画像の画面から下にスクロールすると下記の画面になります。ここで、Sell BCCの項目に必要事項を入力しましょう。

画像の①〜⑥の数字の通りの順に確認し、入力をしていきましょう。

早く売買を成立させたい場合には②の項目に①の数字を入力します。また、少しでも高く売りたい場合には①の数字に上乗せした価格を②に入力しましょう。(指値)

③で手持ちのビットコインキャッシュ の枚数を確認したら何枚売りたいのか④に入力しましょう。

そうすると、自動的に⑤に売買成立時に得られるBTCの数量が表示されます。

以上の①〜⑤まで間違いがないか確認したら⑥のSell BCCをクリックしましょう。すると、売り注文が入ります。

※上記の②Price欄に桁数や数字を間違えて入力してしまうと意図しない安い価格で売ってしまう可能性がありますので、よく確認してから⑥をクリックしましょう。



ステップ③ 注文を確認する

ステップ②でSell BCCを押すと下記の画像のように表示され、自分の売り注文が確認できます。

自分の売り注文は画面左上の板でも確認することができます。(画像では上に見切れて見えませんが左上の赤の数字が売り板になり僕のこの売り注文も上部に表示されます)

あとは、無事に自分が入れた指値に該当仮想通貨売買価格が刺さるまで待ちましょう。

ステップ④ 売買成立の表示を確認

無事に指値を入れた額で売買が成立すると下の画像のように表記され、売り注文が確定し、ビットコインに交換できたことがわかります。

この例の場合、1ビットコインキャッシュ あたり0.161832BTCで成立しました。売ったビットコインキャッシュの枚数は0.241BCCなので、結果0.039002BTCに交換することができたことになります。

まとめ

以上が海外仮想通貨取引所での板を使った売り方についての解説になります。買うにしても売るにしても、国内仮想通貨取引所や株式等で板での売買に慣れている方は基本英語でも要領は変わりませんので、比較的簡単にできると思います。

逆に言うと今までに板を使った取引をしたことのない方は日本の取引所にせよ海外の取引所にせよ、最初は少額での売買で試すことをオススメします。

桁数を間違えて注文を出してしまうと思わぬ安値で売りや買い注文をしてしまう可能性がありますので、くれぐれもご注意下さい。過去にはプロのトレーダーでも桁数を間違えて注文してしまい大きなニュースになったこともあります。

海外の取引所で売買できるようになれば日本の取引所だけを使う場合に比べて遥かにたくさんの仮想通貨を売買できるようになります。また、日本に比べてアルトコインの売買手数料は総じて海外の取引所のほうが安い傾向にありますので、オススメです。

日本の仮想通貨取引所での売買に慣れて、ビットコイン以外のアルトコインにも興味が湧いてきた方には是非海外の仮想通貨取引所に挑戦してみることをオススメします。

※海外の仮想通貨取引所は世界中のハッカーから日々狙われています。自分の仮想通貨を守るためにも長期保有をする場合はハードウェアウォレットを使用した保管をオススメします。




 

 

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