チェルシーの使用感
個人輸入で購入したチェルシーを履きおろししたので、その使用感をレビューしたいと思います。
まず、私が購入したチェルシーの詳細ですが、
82ラストのシングルレザーソール仕様です。
エドワードグリーンの特徴として、モデルごとに複数ラストが用意されていることが挙げられます。
他社ではラストが変わればモデル名も変わるのが普通ですが、エドワードグリーンの場合はラストやソールの仕様までモデル名が変わる事なく選択することができます。
通常であれば上記のようなこだわりを持つとパターンオーダーをするしかないところですが、エドワードグリーンは好みの選択肢を多く持つことができます。
履き始める前にシュークリームとポリッシュで磨きました。
トゥがのっぺりしたすっぴんの状態よりも鏡面のように磨かれたほうが、より靴の格好良さが引き立ちます。
ワークブーツの場合は経年変化や履き込んでやれた感じが味になり無骨な格好良さが引き立つのですが、こうしたドレスシューズはいかに”綺麗な状態を保つか”が重要だと私は思います。
誤解しないで頂きたいのは新品時が一番で飾っておきたいという意味ではなく、シワひとつない状態よりも履きジワができて小慣れてきた状態で靴全体を綺麗に保つのが自然であり、ベストだと思います。
そのため、私は履きおろしの前に履きジワをペンで作ったり、ソールの返りを良くするためにトゥを折り曲げたりはしていません。
これはあくまで私個人の好みの話であり、どっちが良いとか言うつもりはありません。
趣味は自己満足の世界なので、それぞれが譲れないこだわりや主義があると思います。
で、1日履いてみた感想ですが、やはり格好良いの一言に尽きます。
履き始めなので、丸一日履くと幅広の足の私は案の定、親指の付け根の部分(いわゆるボールジョイントのあたり)が痛みました。
これは夏にノーザンプトンで購入したクロケットアンドジョーンズのコノートでも痛くなった部分です。
コノートのほうは今はすっかり足に馴染み痛むこともなくなったので、チェルシーもしばらくは我慢が必要なようです。
最初こそ、つま先部分の締め付けがキツい所がありますが、革が伸びるとぴったりと足を包み込むような履き心地になるので、今から楽しみです。
ソールに関しては、まだ返りが付いていないためかトゥがやや早く消耗してしまいそうな気配があります。
トゥにスチールやラバーを貼って減りを予防する方法もありますが、しばらくはあえてこのまま履いていこうと思っています。
恐らくヒールやその他の部分よりも先にトゥが減ってしまいますが、トゥのウェルトが見えるか見えないかくらいまで減ってきてからラバーを貼るなりの処置をしたいと思います。
それまでは、レザーソールの履き心地を堪能したいと思っています。
初日のチェルシーの履いた感想はこんなところでした。
また数ヶ月履いた頃に足馴染みの部分であったりソールの減り具合やアッパーの状態などについてこのブログでアップしていきたいと思います。