クロケットアンドジョーンズ
1879年、イギリスはノーザンプトンで創業した老舗の革靴メーカーです。
ジョンロブなどの高級メーカーからの生産を手掛けるOEMを主とするメーカーだったこともあり、多数のラスト(木型)を所蔵しており、その数は世界一とも呼ばれています。
自社ブランドの販売にも力を入れており、特に90年代に入ってからは自社の看板を掲げたショップをロンドンのジャーミンストリートに出店するなど、歴史、技術、名声共に紛れもない高級老舗革靴メーカーです。
製品は普及価格帯のメインコレクションとより高価なハンドグレードコレクションの大きく分けて二つのラインがあります。
近年では映画007でダニエルクレイグが扮するジェームズボンドが劇中で履いていることでも注目されています。
その憧れのクロケットアンドジョーンズの靴をイギリスのノーザンプトンにあるファクトリーショップで一足購入しました。
購入までの記事はこちらを見てください。→ノーザンプトン〜革靴購入編2(クロケットアンドジョーンズ)〜
使用レビュー
購入から2ヶ月、1週間に一度のペースで仕事で履いているので履き心地やデザイン等の感想を書きたいと思います。
まず購入した種類ですが、クロケットアンドジョーンズのコノートという種類の革靴になります。
こちらのコノートは236ラストでFワイズのものとなります。
ストレートチップで、トゥが卵型になっているいわゆるエッグトゥです。
普及価格帯であるメインコレクションにあたる商品ですが、日本で購入すると7〜8万円ほどしますので、サラリーマンの私にとっては決して気軽に履ける靴ではありません。
しかし、流石はイギリスメイドの革靴と言ったところで、作りはしっかりしており革も柔らかくキメの細かいカーフを使っているので間違いなく永く使っていけるでしょう。
アウトソールはもちろんオールレザーソールです。
オールレザーだと雨の日が心配なのと、レザーソールはやや滑りやすい所があるので購入してすぐにハーフラバーをつけました。
その時の記事はこちらから→レザーソールをカスタム
しばらく使用してからの写真なのでヒールが汚いですが、ハーフラバー後の写真です。
せっかくのレザーソールを完全にラバーで隠してしまうのも、もったいない気がしたので、ハーフラバーとしました。
これなら、雨の路面でもレザーソールが濡れて沁みてきたりカビになる心配が減りますし、滑りにくくもなります。
履き心地については、2ヶ月履いてようやく馴染み始めたかな、と言ったところで丸一日履いてるとまだ踵が靴擦れしたり、夕方に足がむくんでくると足が締め付けられて若干ですが痛くなります。
これは私がジャッストフィットを狙って少しタイトめにサイズ選びをしたのと、ヨーロッパのラストの多くは甲が低く幅も狭いものが多いため革が伸びるまでの辛抱と思っています。
まぁ、正直今までにブーツを含め10足以上の革靴を購入してきましたが、今までで一番履き慣らすのに苦戦しています。
サイズというよりはラストが私に少し合わないのかもしれません。
買った直後に比べれば段違いに履きやすくはなったので、このまま履き続ければ足にぴったりのマイコノートになってくれると思います!笑
まとめ
イギリスの革靴はやっぱり格好いい!の一言に尽きます。笑
多少ラストが足に合わなくてもこちらが合わせます!
と言うくらいに靴の造形が美しくエレガントだと思います。
靴は飾って鑑賞するものではありませんから、もちろん履き倒しますよ。
私が最近思うのは、こういった洗練された革靴を履くと気が引き締まりますし、辛い仕事中でも足元の靴を見れば、あぁ格好いいな頑張ろう、って鼓舞される自分がいます。
今は身分不相応かもしれませんがいつかは相応の人間(収入とか人柄・人望など・・)になれるよう今日もこの靴を履いて仕事頑張ります。