仮想通貨(暗号通貨)=ビットコイン(Bitcoin)
仮想通貨を始めようとするとまず間違いなく最初に触るのがビットコインでしょう。他のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)を交換するためにもビットコインを介して行う事がほとんどのため、仮想通貨の基軸通貨と言っても差し支えないでしょう。そんな仮想通貨の代表格であるビットコインがどのように誕生したか説明します。
ビットコインの歴史
2008年10月にサトシ・ナカモトという人物が”Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System” と題する論文をウェブ上に発表したのがビットコインの起源です。その論文で、現在のビットコインの基盤技術となっているブロックチェーンやプルーフオブワークについて語られています。ちなみにこのサトシ・ナカモトという人物は一見すると日本人のようにも思えますが、2018年現在どこのどのような人物なのか一向に判明しておりません。恐らく偽名を使っており、日本人と思われる名前を使ったのもフェイクでそもそも日本人でもないと言われています。
ちなみにSBI証券の社長である北尾 吉孝社長は昨年末にサトシ・ナカモトと会って話をしたと発言し話題になりました。何せ公の場に一度も姿を表したことのないサトシ・ナカモト氏ですから真偽はわかりませんが、大企業の社長がそうそうデマやハッタリを言うとも思えませんし、今SBI証券はSBIバーチャル・カレンシーズという仮想通貨取引所を設立するため社長が先頭に立って社を挙げた取り組みをしているので実際にコンタクトを取っているというのも現実味がありますね。
ビットコインの特徴
さて、ビットコインの特徴は何と言っても非中央集権の通貨という点につきると思います。今まで、通貨の歴史を紐解いても広く流通した通貨に管理者のいない通貨はほとんどありませんでした。その多くは国やその時代に強大な権力を誇った権力者によって通貨が発行・管理されておりました。
ビットコインはというと最初に発行数量が2100万ビットコインに定められており、量を意図的に増やしたり、減らしたりする機関や組織はありません。通貨は基本的に発行元の信用によって価値を生みます。発行元の存在しないビットコインが1ビットコインあたり数十万円もの価値をつけているのは管理者がいなくても絶対に改ざんされないシステムがビットコインには埋め込まれておりそのシステムが信用されているからと言えます。
ビットコインはブロックチェーンにより分散して取引を記録しており、取引の正当性を証明する作業はプルーフオブワークにより行われております。今までの中央集権的な通貨ではそれぞれの通貨を発行している中央銀行を始めとする金融機関によって取引の管理や正当性が担保されておりました。ビットコインは管理する人がいなくても予め設定されたシステムで10分に一度ビットコイン取引の整合性が証明され、最初にその証明に成功したマイナーには12.5ビットコインが新たに発行され与えられます。そのサイクルを繰り返すことによりビットコインは管理者がいない非中央集権であっても問題なく流通されているのです。
ビットコインが特別な訳
まず第一に世の中で初めて管理者のいない電子的な通貨を実現させた、という点でしょう。今までにも日本で言えばSuicaといった電子決済するシステムはありましたが、ビットコインとの決定的な違いは通貨の受け渡しが自由にできない点が挙げられます。
Suicaは円をチャージすることにより、駅の改札や売店等で広く使えますが、個々人どうしでお金を送金することなどはできませんでした。なぜなら、あくまでSuicaは電車などのサービスを現金を持たなくてもスマートに決済ができるようにするためのツールであり、独自の通貨を発行するというスタンスでは当然ないからです。ビットコインはビットコインアドレスさえあれば世界中の人たちと自由にお金の受け渡しがネット上で、しかも数分で行う事ができます。自由にお金を融通できる、この点が仮想通貨と今までに普及してきたSuicaを始めとする電子マネーとの最大の違いと言えます。
また、勘違いされがちなのはビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)の多くは中央集権型の仮想通貨であるということです。別の記事にも書いたようにICOによって発行された仮想通貨は資金調達を目的としていますから、お金を集めたい企業や団体がいてその人たちが仮想通貨の発行量を自由に調整ができるのです。
中央集権・非中央集権どちらにもメリット、デメリットがあるのでどっちが通貨として優れているのか一概には言えません。しかし、少なくともビットコインは一番最初に仮想通貨というネット上の実体のない通貨がシステム上破綻することなく、しかも管理者のいない非中央集権で安定的に流通させることができることを証明したという事実がビットコインを特別な存在にしたのです。
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