新時代の銀行
BANKERA(バンクエラ)とは昨年末から今年の2月までBNK(バンクトークン)を発行するICOを実施した仮想通貨のための銀行です。
僕自身BANKERAのICOを11月末に購入し、3万円分ほどのBNKを保有しております。また、今年の3月には2月で終了したICOで余ったBNKの配布があり少しBNKの保有数が増えました。
現在、仮想通貨を購入した場合の保管方法としては、取引所に置いとくか、個別の通貨に対応したウォレットに置く、またはハードウェアウォレットで保管することになります。
BANKERA(バンクエラ)は仮想通貨を法定通貨と同じような感覚で安心して預けたり、デビッドカードを利用したり、投資や融資を受ける事ができるなど一般的な銀行の機能を有した仮想通貨のための銀行を目指している会社です。ゆくゆくは仮想通貨を預ける事で利息が貰えるのではないかと個人的には思っています。
ちなみに今年の2月まで行われたICOでは162億円を調達し、ICOの調達額で歴代4位を記録しました。銀行を設立するためには相当な資本が必要ですので、それだけの資金を調達できたのは今後仮想通貨の銀行の設立を実現していく上で非常に重要なことだと思います。
また、実際にBANKERAは一部事業が開始されております。仮想通貨の交換(両替)やデビッドカード事業を展開しており、多少の営業収入はあるようです。
配当が貰える仮想通貨
BANKERAのICOで発行されたBNKは保有数に応じて毎週EHT(イーサリアム)で配当を受け取る事ができます。(近いうちXEMでも配当を受け取れるようです)
上記のようにすでに一部営業を開始しているので、その営業利益の数十%がBNKの保有数に応じて配当として割り当てられます。
ICOを行ったばかりの企業が実際に営業を開始し、利益を出しているというだけでも十分嬉しいのですが、BNKを持っているだけで株のように配当が貰えるのはとても嬉しいシステムですね。
今後の展開
まず、短期的な目でみると、2018年の4〜6月の間中にHitBTCにBNKが上場する予定です。また、BANKERA自身が運営する取引所も開設予定で、BNK建で取引した場合、取引手数料無料とのことです。
最近は大手取引所のBinanceのBNB(バイナンストークン)が人気を呼び価値が高騰しました。取引所独自の仮想通貨発行は最近のトレンドになりつつあるので、良い試みだと思います。
HitBTC上場と、自社取引所でのBNK建取引無料との相乗効果で価値の上昇が期待できますね。
長期的な視点でみると、BANKERAはバヌアツ共和国という小さな国のパシフィックプライベート銀行という企業を買収しました。
銀行を買収したことで金融のノウハウを得ることができ、BANKERAの目的である仮想通貨銀行の設立のための大きな一歩であると言えます。
まだまだ仮想通貨自体が普及していない状況なので、今後仮想通貨が様々なサービスに応用され身近に普及することで、BANKERAは真価を発揮すると思います。そういう意味では長い目で見てBNKは上場しても売らずに数年は塩漬けにするくらいの心づもりでいると将来大化けするかも!?と思って私はホールドする予定です。