無って何でしょう?

無について考える

突然ですが無についてふと考えたことはありますか?

私が無でまず連想するのは、生物や物も光も何もない世界あるいは自身の死後のことを真っ先に思い浮かべます。

後者の場合は自身の意識は失くなるでしょうから、自身にとっては無といえるのではないかと思います。しかし、客観的にみれば火葬され骨になり、そして土に還りその土があらゆる動植物の栄養となり生物のライフサイクルの中で延々と生き続けるという風にも考えられるかと思います。少なくとも何もかもが消えてなくなって無になる訳ではありません。

では、前者について考えた場合、生物や物、光もない世界と考えると宇宙の果てのような物を私は思い浮かべます。

私たちの住む地球は太陽を中心に公転している太陽系に属しています。もっと視野を広げれば、太陽系は天の川銀河という銀河に属します。

天の川銀河の他にもたくさんの銀河が宇宙には存在していますが、宇宙を俯瞰してみた場合、銀河と銀河の間には何もない空間がたくさんあると言われています。

その銀河と銀河の間の星が何もない真っ暗な空間。そこに突然私が放り出されたとしたらその空間を無と感じると思います。

しかし宇宙物理学から言うと無ではないようです。なぜなら人間が感知できないだけで、実際には宇宙空間には重力波や電磁波、赤外線などが無数にあり、また宇宙空間という空間と時間が存在しているのですから無ではないのです。

では空間と時間も存在しない究極的な無とはどうやら宇宙誕生以前を言うようです。宇宙は今から138億年前に誕生しました。

一つの点に膨大な物質(質量)を持ちそれが爆発し、膨張していったのが宇宙の始まりというのが、かの有名なビッグバン理論です。

宇宙が膨張して広がるということは時間と空間(時空)が広がっているということと同義だということです。では、宇宙空間がまだ及んでいない領域、宇宙が誕生する以前は時間も空間という概念もない究極の無だと私は想像します。

宇宙の誕生以前や直後の事や宇宙の広がる前の領域については何であるのかまだ私たち人間には解明できていないです。

私たちは気づいた時にはこの地球に生を受け当たり前のように地球や太陽の恵みによって生かされています。

ではその太陽はどうやって誕生したのでしょう?地球に生命が誕生したのは奇跡なのでしょうか?あらゆる物質が地球に向かって落ちる力、重力ってそもそも何なのでしょう?細胞や物質などこの世の万物すべては陽子・電子・中性子の組み合わせからなる素粒子からできているというがじゃあ素粒子は何がきっかけで誕生したのでしょう?無から有が誕生したとでも言うのでしょうか?

考え出したらキリがないほどに疑問が浮かびます。

だから、宇宙についてもっと知りたくなるし、少しでも知らなかった宇宙の側面を知るとわくわくするのかもしれません。

宇宙について日夜世界中の物理学者、天文学者が研究をしています。私はあくまで書物やインターネットでその成果を見聞きするだけの文系人間です。

しかし、そうやって見聞きした宇宙にまつわる話をこの趣味・雑記欄で備忘録代わりに綴っていこうと思います。

素人の見解で好き勝手に書くと思いますが、間違っている点についてコメント欄でご指摘頂ければ幸いに思います。




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